山小屋泊から一歩踏み出して、テント泊を始めると登山の世界がグッと広がります。テント泊は自由度が高く、好きな場所でコーヒーを飲みながら朝焼けを眺める贅沢な時間は格別です。今回はテント泊登山を始めるための道具選びと費用をまとめました。
テント泊と山小屋泊の違い
| 比較項目 | テント泊 | 山小屋泊 |
|---|
- 費用:テント場使用料(500〜2,000円)のみ vs 山小屋(8,000〜15,000円/泊・2食付)
- 自由度:高い(就寝時間・起床時間が自由)vs 低い
- 荷物:重い(15〜20kg)vs 軽い(8〜12kg)
- 快適さ:自然と一体感 vs 快適な寝具と食事
必要な道具と費用
テント
最重要アイテムです。1〜2人用の軽量テントが初心者に最適。
- モンベル「ステラリッジテント1」:約45,000円(700g、1人用)
- アライテント「エアライズ2」:約55,000円(1.24kg、2人用)
- MSR「ハバハバNX」:約85,000円(870g、2人用・設営が簡単)
シュラフ(寝袋)
使用する季節・標高に合わせて選びます。
- 夏山(標高2,000m以下):モンベル「ダウンハガー800 #3」約30,000円
- 秋・春の高山:モンベル「ダウンハガー800 #2」約40,000円
- 冬山対応:ナンガ「オーロラ750DX」約60,000円
マット(スリーピングパッド)
地面からの冷気を遮断する重要アイテム。サーマレストの「Zライトソル」(約8,000円)は軽量でコスパが良く、多くの登山者に愛用されています。
クッカーとバーナー
山でのお湯沸かしや料理に必要。プリムスの「P-153ウルトラバーナー」(約9,000円)とエバニューの「チタンカップ」(約3,000円)の組み合わせがおすすめです。
初期費用の目安
一式揃えると最低でも15〜20万円程度が必要です。ただし一度揃えてしまえば長く使えるため、2〜3年で元が取れる計算になります。最初はレンタルサービスを利用してみるのも良いでしょう。
初心者おすすめのテント場
- 上高地・小梨平キャンプ場(長野県)
- 涸沢カール(北アルプス入門として最高)
- 燕山荘テント場(絶景のテント場)
まとめ
テント泊登山は最初の投資は大きいですが、その先に広がる自由と感動は何物にも代えられません。まずはレンタルで試してみて、テント泊の楽しさを実感してから道具を揃えることをおすすめします。
よくある質問
Q. テント泊の荷物は何kgになりますか?
テント・シュラフ・マット・バーナー・食料・水などを合計すると、最軽量装備でも10〜15kg程度になります。体力に自信のない方は最初から軽量ギアを揃えることをおすすめします。
Q. テント場の予約は必要ですか?
北アルプスの人気テント場(涸沢・燕岳など)は、ハイシーズンに予約制を導入しているところが増えています。各山小屋の公式サイトで確認してください。
Q. テント泊と山小屋泊、初心者にはどちらがいい?
最初は山小屋泊がおすすめです。荷物が軽く体力に余裕ができるため、ルートや山の雰囲気を掴むことに集中できます。山小屋泊を2〜3回経験してからテント泊に挑戦するのがスムーズです。
📝 この記事を書いた人
かずまる|登山歴10年以上。関東近郊の低山から北アルプスの縦走まで年間20〜30回のペースで山に登っています。過去の失敗と成功の両方から学んだ、本当に役立つ登山情報を発信中。モットーは「安全に、楽しく、長く登山を続ける」。


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