「登山を始めたいけど、何を買えばいいかわからない」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。私も最初はホームセンターのスニーカーで山に登ってしまい、下山後に膝がガクガクになった苦い経験があります。今回は、登山歴10年以上の私が初心者に本当に必要な装備を厳選してご紹介します。
1. 登山靴(最優先で揃えるべき)
登山装備の中で最も重要なのが登山靴です。スニーカーや普通の運動靴では、岩場での滑りや足首のサポートが不十分で危険です。初心者にはモンベルの「ツオロミーブーツ」やサロモンの「X ULTRA 4」がおすすめです。価格は15,000〜30,000円程度ですが、安全への投資と考えれば決して高くありません。
選び方のポイント
- ソールが硬くグリップ力があるもの
- 足首をしっかり固定できるハイカットタイプ
- 必ず午後に試着する(足が浮腫んだ状態で合わせる)
2. バックパック(30〜40リットル)
日帰り登山なら30〜40リットル、1泊なら50リットル以上を目安にしましょう。グレゴリーの「ズール30」やオスプレーの「ケストレル38」は背面のフィット感が抜群で、長時間背負っても疲れにくい設計です。安物のリュックは腰ベルトがしっかりしておらず、肩への負担が倍以上になるので注意が必要です。
3. レインウェア(上下セット)
山の天気は急変します。晴れていても必ずレインウェアを持参してください。モンベルの「ストームクルーザー」はゴアテックス素材で防水・透湿性が高く、価格も比較的手頃。上下セットで30,000〜50,000円が相場ですが、これが命綱になることもあります。
4. 行動食と水分
エネルギーを効率よく補給するために、行動食は必須です。私がよく持っていくのは以下のものです。
- アミノバイタルのゼリー飲料
- クリフバーなどのエナジーバー
- カロリーメイト
- ナッツ類(高カロリーで軽量)
水は1時間あたり500ml程度を目安に、余裕を持って持参しましょう。
5. ヘッドライト
予定より下山が遅れることは珍しくありません。ブラックダイヤモンドの「スポット」は明るさと使いやすさのバランスが良く、登山者に人気があります。スマホのライトで代用しようとする方がいますが、バッテリー消費が激しいうえに手がふさがるため危険です。
6. 地図とコンパス(またはGPSアプリ)
スマホアプリの「YAMAP」や「ヤマナビ」は現在地をリアルタイムで確認でき、初心者でも安心して使えます。ただしスマホはバッテリーが切れると使えなくなるため、紙地図との併用が理想的です。
7. 防寒着(フリースやダウン)
標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がります。山頂は想像以上に寒いことが多いです。モンベルの「スペリオダウン」は軽量でコンパクトに収納でき、緊急時の体温維持にも役立ちます。
8. 救急セット
絆創膏、消毒液、テーピング、ツェルト(緊急ビバーク用)は必携です。特にテーピングは靴擦れや捻挫の応急処置に大活躍します。
9. 日焼け止めとサングラス
標高が高いほど紫外線は強くなります。SPF50以上の日焼け止めと、UVカット率の高いサングラスを用意しましょう。目の日焼けは「雪眼炎」という症状を引き起こすこともあります。
10. トレッキングポール
膝への負担を大幅に軽減してくれます。特に下山時の膝痛防止に効果的です。ブラックダイヤモンドの「トレイル」は初心者でも扱いやすく、コスパも優秀です。
まとめ
最初からすべて揃える必要はありません。まずは登山靴とレインウェア、ヘッドライトを優先し、経験を積みながら少しずつ装備を充実させていきましょう。正しい装備があれば、登山はもっと安全で楽しいものになります。ぜひ山での素晴らしい体験を楽しんでください!
よくある質問
Q. 登山装備を安く揃えるには?
モンベルは品質と価格のバランスが国内最高水準です。また、メルカリやヤフオクでは状態の良い中古装備が相場の半値以下で手に入ることも多いです。まずモンベルの店舗で試着して、同等品を中古で探すのが節約の王道です。
Q. 最初に買う優先順位は?
①登山靴②レインウェア③ヘッドライトの順番です。この3つがあれば、あとはアウトドア用でないものでもある程度代用できます。バックパックは普段使いのリュックでもしばらくはOK。
Q. 全部揃えると総額いくらかかる?
最低限の10アイテムをすべて新品で揃えると5〜10万円が目安です。モンベルで統一すると比較的安く収まります。登山靴だけは絶対に新品をおすすめします(中古は足の型がついているため)。
📝 この記事を書いた人
かずまる|登山歴10年以上。関東近郊の低山から北アルプスの縦走まで年間20〜30回のペースで山に登っています。過去の失敗と成功の両方から学んだ、本当に役立つ登山情報を発信中。モットーは「安全に、楽しく、長く登山を続ける」。

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