バックパック選びで失敗すると、せっかくの登山が肩と腰の痛みとの戦いになってしまいます。私も最初は普通のデイパックで登山に行き、重さが分散されずに肩が悲鳴を上げた経験があります。今回は登山用バックパックの正しい選び方を解説します。
登山バックパックの容量目安
20〜30リットル:日帰り登山向け
水、行動食、レインウェア、防寒着が入る最低限の容量。グレゴリーの「パライッシュ22」やオスプレーの「デューロ24」が人気です。
30〜45リットル:日帰り〜1泊向け
最も汎用性が高い容量帯。初心者の最初の一本に最適です。カリマーの「リッジ30」やミレーの「サースフェー30+5」は使い勝手が良く、多くの登山者に愛用されています。
50リットル以上:縦走・テント泊向け
複数泊の縦走やテント泊に必要な容量。グレゴリーの「バルトロ65」やオスプレーの「エーアタカナ65」は重量物を背負っても安定感があります。
必ずチェックすべきポイント
背面長(バックレングス)
最も重要なフィッティング要素です。身長ではなく、首の付け根から腰骨の頂点までの距離で選びます。多くのブランドではS・M・Lとサイズ展開しており、試着して確認することが必須です。
腰ベルトのパッドの厚さ
重量の70〜80%を腰で支えるのが理想。腰ベルトのパッドが薄いバックパックは、すべての重さが肩にかかり長距離では辛くなります。
ショルダーストラップの形状
S字カーブのストラップは体の形に沿ってフィットします。男性用・女性用で形が異なるブランドもあるので確認しましょう。
おすすめブランドの特徴
- グレゴリー(Gregory):背面のフィット感が業界最高水準。値段は高めだが長く使える
- オスプレー(Osprey):軽量モデルが豊富。コスパが良い
- カリマー(Karrimor):英国の老舗。耐久性が高くシンプルなデザイン
- モンベル(mont-bell):国内ブランドで日本人の体型に合いやすい。価格も良心的
バックパックの正しいパッキング方法
- 重いものを背中側・上部に入れる
- レインカバーは外ポケットかバックパックの底に
- よく使うものは取り出しやすい位置に
- 左右の重さバランスを均等にする
まとめ
バックパックは登山の快適さを大きく左右する重要なギアです。容量だけでなく、必ず試着してフィット感を確認してから購入しましょう。良いバックパックは10年以上使えることも多く、長期的な投資として考えることをおすすめします。
よくある質問
Q. バックパックの容量の選び方で迷っています。
最初の一本なら30〜35Lが最も汎用性が高いです。日帰りはもちろん、小屋泊の縦走まで対応できます。テント泊を視野に入れているなら最初から50L以上を選んでも後悔しません。
Q. 安いバックパックと高いバックパックの差は何ですか?
最大の差は「腰ベルトのパッドの質」です。安物は薄くて硬いため、重い荷物を入れると腰でなく肩に全重量がかかります。3万円以上のモデルは腰ベルトがしっかりしていて、重さを腰で受け止めてくれます。
Q. 雨カバーは別途購入が必要ですか?
ほとんどのバックパックには付属しませんが、必ず用意しましょう。バックパック本体は縫い目から水が浸入するため防水ではありません。中の荷物はさらにビニール袋などに入れておくと安心です。
📝 この記事を書いた人
かずまる|登山歴10年以上。関東近郊の低山から北アルプスの縦走まで年間20〜30回のペースで山に登っています。過去の失敗と成功の両方から学んだ、本当に役立つ登山情報を発信中。モットーは「安全に、楽しく、長く登山を続ける」。


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