「トレッキングポールなんて邪魔くさいだけ」と思っていた私が、今では必ず持参するほど愛用しているのがトレッキングポールです。正しく使えば膝への負担を40%以上軽減できるという研究結果もあり、長距離登山や下山時には本当に助かります。今回は選び方から正しい使い方まで解説します。
トレッキングポールの種類
I型(シングルポール)
1本だけ使うタイプ。杖のように使い、片側の膝のみサポートします。登山初心者や膝に既往症のある方に向いています。
2本使い(ダブルポール)
本格的な登山では2本使いが基本。左右に使うことでバランスが取れ、全身の筋肉を使って歩けるため疲労が分散します。
素材別の特徴
アルミ製
丈夫で比較的安価(5,000〜15,000円)。重さは少しあるが、岩に当たっても壊れにくいため初心者に最適。ブラックダイヤモンドの「トレイル」は定番中の定番です。
カーボン製
超軽量(200〜300g/1本)だが衝撃に弱く高価(20,000円以上/1本)。長距離縦走で軽量化を図りたい上級者向け。ブラックダイヤモンドの「DCカーボン」やLEKIの「マイクロスティック カーボン」が人気。
グリップの形状
- T型グリップ:平地での使用に向く。登山向きではない
- ストレートグリップ:最もスタンダード。急斜面での持ち替えが容易
- アングルグリップ:手首の角度に自然にフィット。長時間使用でも疲れにくい
グリップ素材はEVAフォームが最も多く、コルクは汗を吸収して手に馴染みやすいです。
正しい使い方
登り
肘が90度になるよう長さを調整します。ポールを体の横または少し前方に突いて、腕の力で体を引き上げます。急斜面では短めに調整すると使いやすいです。
下り
登りより10〜15cm長めに調整します。一歩踏み出す前にポールを前方に突いて体を支えながらゆっくり降りることで、膝への衝撃を大幅に軽減できます。
平地・トラバース
肘が90度の基本の長さで、リズムよく歩幅に合わせて突きます。
まとめ
トレッキングポールは「年を取ってから使うもの」ではなく、若いうちから使い始めることで膝を長期的に守ることができます。初心者のうちから正しい使い方を習慣にして、長く登山を楽しめる体を維持しましょう。
よくある質問
Q. トレッキングポールは1本?2本?どちらがいい?
本格的な登山なら2本使いが基本です。左右のバランスを取りながら歩けるため、疲労の分散効果が高くなります。1本は「杖」として使う感覚で、初心者や膝に不安がある人向けです。
Q. 飛行機でトレッキングポールは持ち込めますか?
機内持ち込みはできません。必ず受託手荷物(チェックイン荷物)として預けてください。折りたたみ式ポールならバックパックに収納して預けられます。
Q. トレッキングポールのグリップが汗でベタベタするのを防ぐには?
コルクグリップは汗を吸収してくれるのでベタつきにくいです。EVAフォームは軽量ですが汗に弱いです。使用後はグリップを拭いて乾燥させることでベタつきを防げます。
📝 この記事を書いた人
かずまる|登山歴10年以上。関東近郊の低山から北アルプスの縦走まで年間20〜30回のペースで山に登っています。過去の失敗と成功の両方から学んだ、本当に役立つ登山情報を発信中。モットーは「安全に、楽しく、長く登山を続ける」。


コメント